2012年8月29日水曜日

田んぼの生き物

昔ながらの伝統農法を受継ぎ 塩釜市浦戸諸島 『 寒風沢島 』 で稲を育てております。

東日本大震災の津波の影響で寒風沢島のすべての田んぼが被害を受けました。

・天然水だけを利用して除塩ができた 『 前浜地区 』
・堤防が壊れた事により常時、海水が入り込んでいた為・・・
 大掛かりな除塩工事が行われた 『 桃和田地区 』

どちらも塩分濃度が心配されている田んぼです。

震災前は自然豊かで生き物が、たくさん住んでいた田んぼでしたが、震災後は生き物の姿をほとんど見る事ができなくなっていました。
生き物が住みつく事で、豊かな自然が保たれていると感じている私達ですが
何もできず、心配しておりました。

塩分濃度の問題も何とかクリアして田植えをしたトコロ
生き物達が戻りつつあり、少し安心しました。

おなじみ カエル くん

たくさんの ザリガニ
 

カルガモ☆
ギンヤンマ、イトトンボなど、写真で撮影できなかった生き物もいます。
田んぼの中には “ ヤゴ ” もいました。
ギンヤンマのヤゴだと思います(^∀^)v

寒風沢では、水路にメダカも住んでいたのですが・・・
残念ながら、まだ見つかっていません。

たくさんの生き物達が戻ってくれる事を願います。



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2012年8月27日月曜日

松島湾の生き物観察に参加しました。

8月22日(水)
『 親子で学ぶ松島湾の海辺 』 イベントの お手伝いに参加しました。




主催は〝 松島湾アマモ場再生会議 〟 です。

松島湾アマモ場再生会議とは・・・
平成24年2月に、津波で失われた海のゆりかご「アマモ場」を復活するために、松島湾に関わるたくさんの人や組織が一つになり結成されました。
豊かな海をはぐくむ大切なアマモ場の再生に取り組んでいます。







前日は講習会があり、入念な打合せを終え本番当日

挨拶、説明等を終えて水族館バックヤードの見学へ
水槽を上から見ながら説明を聞きました。
いつも見ている水槽を上から見れるなんて嬉しいですよね。

お天気にも恵まれ『 どんぐり浜 』へ移動
左側 畑中みゆき さん 右側 asari さん

畑中みゆき さん振付による 「 アマモの歌 」 を歌いに来てくれました。
写真撮影・・・へたで、ごめんなさい(>_<)

asari さんは「 塩竈桜(しおがまざくら) 」 を歌っている歌手です。
透き通るような声が印象的で、一度聴いたら耳に残るステキな声の持ち主です♪
http://www.youtube.com/watch?v=_Wvc6-qQ9aA

いよいよ砂浜観察です☆
前日、砂浜にいたカニは、潮の関係で少ししか見つけることが出来ませんでした。
(潮の高さにより、生き物の動きは変わるようです)
それでも、たくさんの生き物を見つけていましたよ。

お次は、地引網を使用して生き物観察☆
何が入っているか、気になりますよね。
エビ、カニ、ハゼ、エイなどなど、たくさんの生き物がいましたよ。



説明は、鉄腕DASH!ダッシュ海岸で おなじみ木村さんでした。
たくさんの事を、教えて頂き勉強になりました。
ありがとうございました。

最後は松島水族館に戻って、解散となりました。
終わった後は、水族館を見る事ができたので、みなさん喜んでいましたよ。




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2012年8月10日金曜日

稲穂を見つけました☆

稲穂が出て来ましたよ(^∀^)
震災後初の稲穂です。

稲穂わかりますか?

まだまだ課題はありますが、秋の収穫が楽しみです。
これからも現地スタッフが大切に育てていきます。

たくさんの方々に支えて頂き、ここまで来ました。
ありがとうございました。

宮城県塩竈市浦戸諸島の一つ 『 寒風沢島 』 から、嬉しいお知らせでした。



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寒風沢 『 畑 』 復興までの道のり

震災前は畑として使用していた場所も、使用していなかった場所も、震災後は多くのガレキや海の砂が入り込んでしまいました。

ガレキを撤去して、きれいにしても塩分が残ります。
海の砂もたくさん入り込んでしまった為、すべて取り除くことは困難です。
畑として再生できないのでは?と 多くの心配と不安が募る日々でした。

被災した土地がら、農業をしている方に相談しても「どうかな?」と悩ませてしまうばかりで
方向性すら見いだせず頭を抱える日々が続きました。

悩んでいるだけでは何も始まらない。自分達にできる事から始めよう!!
と心新たに作業開始


開墾前
草を刈りながら、ガレキの撤去・・・
草が生えている時は見えなかったガレキが次々と出て来ます。
気が遠くなる作業を現地スタッフが毎日、根気強く続けました。
人力では撤去できない大きなガレキは、工事業者の方に相談し打合せ後 撤去。

数えきれないほどのガレキがありました。
島に集められたガレキの一部です。

開墾後

数種類の野菜を試験的に、植えています。

秋には 『 仙台白菜 』 を植える予定です。


✻✻✻ 仙台白菜 ✻✻✻

白菜はアブラナ科の植物と交雑しやすい為、白菜の種を作るのが難しかったそうです。
松島湾の馬放島(浦戸諸島の一つ)で隔離栽培をする事で、伝統野菜である仙台白菜は受け継がれてきました。塩害に強いことから復興野菜として注目をあびております。

浦戸諸島で守られてきた伝統野菜を、浦戸諸島の一つである 『 寒風沢島 』 で育てる事により、これまで以上に島の方々が元気なることを願います。

アドバイス等ございましたら下記アドレスまで、ご連絡下さい。
宜しくお願い致します(^∀^)



 
 

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2012年8月9日木曜日

遠く福岡県から ご支援ありがとうございました。

塩釜ロータリークラブの桑原様の ご紹介により 兼ねてから当会に対して農機具支援を申し出頂いておりました福岡県の小山田様より、このたび稲刈の際に必要になるコンバインを寄贈して頂きました。

浦戸アイランド倶楽部では現在、亀の甲羅のような昔ながらの風景を残す前浜地区と、大震災に伴う津波の被害により堤防が壊れ海水が侵入していた為、大規模な除塩と復旧作業が行われた桃和田地区で稲作を行っております。

近隣の協力企業様、団体様のお陰で前浜地区で必要とされる農機具は準備できたものの、規模が大きくなる桃和田地区で使用する大型の農機具が秋の稲刈りまでに必要な状況でした。そのような状況を小山田様にご相談したところ、現地で必要な物を贈るのが一番とのご理解を頂き、今回大型のコンバイン寄贈して頂けることになりました。

小山田様をはじめ、ご理解ご協力頂いた方々に、メンバー一同心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

カーフェリーにて寒風沢へ



前浜地区・桃和田地区ともに津波の被害を受けており、水が無くなると塩分濃度が高くなる場所です。
天水のみを使用した昔ながらの伝統農法で育てているため、水の管理が日々の課題です。

たくさんの方々に、ご協力いただきました田んぼは、現地スタッフが毎日、試行錯誤を繰り返し
大切に管理しております。

これからも NPO浦戸アイランド倶楽部を 宜しくお願い致します。




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『国際ロータリー第2840地区』の皆様に農機具を寄贈していただきました。

震災後、田んぼの復興作業が危ぶまれた際、畑を作ることを提案され
畑を開墾する事になりました。

以前までリースしていた、トラクターを『 国際ロータリー第2840地区 』の皆様のご厚意により
買い取るかたちで寄贈して頂きました。
メンバー一同、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。


畑も津波の影響で塩分が残っている為
今年は試験的に、数種類の野菜を植えております。

秋には昔から浦戸で作られていた『仙台白菜』を植えたいと考えております。
塩分が残る畑のため不安はありますが・・・少しずつブログ等で、ご報告いたします。

これからもNPO浦戸アイランド倶楽部を宜しくお願い致します。




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