2012年8月10日金曜日

寒風沢 『 畑 』 復興までの道のり

震災前は畑として使用していた場所も、使用していなかった場所も、震災後は多くのガレキや海の砂が入り込んでしまいました。

ガレキを撤去して、きれいにしても塩分が残ります。
海の砂もたくさん入り込んでしまった為、すべて取り除くことは困難です。
畑として再生できないのでは?と 多くの心配と不安が募る日々でした。

被災した土地がら、農業をしている方に相談しても「どうかな?」と悩ませてしまうばかりで
方向性すら見いだせず頭を抱える日々が続きました。

悩んでいるだけでは何も始まらない。自分達にできる事から始めよう!!
と心新たに作業開始


開墾前
草を刈りながら、ガレキの撤去・・・
草が生えている時は見えなかったガレキが次々と出て来ます。
気が遠くなる作業を現地スタッフが毎日、根気強く続けました。
人力では撤去できない大きなガレキは、工事業者の方に相談し打合せ後 撤去。

数えきれないほどのガレキがありました。
島に集められたガレキの一部です。

開墾後

数種類の野菜を試験的に、植えています。

秋には 『 仙台白菜 』 を植える予定です。


✻✻✻ 仙台白菜 ✻✻✻

白菜はアブラナ科の植物と交雑しやすい為、白菜の種を作るのが難しかったそうです。
松島湾の馬放島(浦戸諸島の一つ)で隔離栽培をする事で、伝統野菜である仙台白菜は受け継がれてきました。塩害に強いことから復興野菜として注目をあびております。

浦戸諸島で守られてきた伝統野菜を、浦戸諸島の一つである 『 寒風沢島 』 で育てる事により、これまで以上に島の方々が元気なることを願います。

アドバイス等ございましたら下記アドレスまで、ご連絡下さい。
宜しくお願い致します(^∀^)



 
 

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